本日の信越化学の決算発表に先立ち、子会社の信越ポリマーが決算発表した。信越ポリマーの主力は半導体容器で、半導体市況の低迷で300ミリウェハーや小口径ウェハーの出荷が滞り、4－6月売上は12％減の80億円、営業利益は10.7％減の11億円となった。電子デバイス売上は1.5％減の48億円、営業利益は19％増の3億円。塩ビ関連は値上げを実行したが、売上は3.8％減の47億円、営業利益は78.3％増の1億円となった。

未発表だった2020年3月期売上は830億円（前期854億円）、営業利益は78億円（同81億円）、純利益は60億円（同60億円）と開示した。減収減益だが、落ち込み幅は予想以上に小さい。この決算ならば売り込まれることもなさそうで、信越化学への期待も高まりそうだ。