横河電機は通期経常利益を355億円から340億円と4.2％減、純利益を270億円から200億円と25.9％減に下方修正した。

2016年4月に買収した英KBC社において買収後の急激な油価下落などの事業環境の変化により、1年以上回収が遅延している一部の売上債権に対して貸倒引当金27億円を計上。

事業計画の見直しからのれん等減損損失89億円を特別損失として計上し、減益となる。


横河電機は2016年2月17日、総額308億円を投じて石油・ガス産業のコンサルティング業務を手がける英国のＫＢＣアドバンスド・テクノロジーズの全株式を取得すると発表。取得時期は2016年6月末。

生産から販売まで一貫した情報システムや効率化サービスを得意とするＫＢＣのノウハウを、取引先企業に提供して関係を強化し、17年度には営業利益を14年度比1.5倍の450億円に引き上げる計画だった。