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2025/1/24 08:27
(7003) 三井E&S コンテナ用ヤードクレーン生産能力を大幅増強
三井E&Sは、主力製品であるコンテナ用ヤードクレーン「トランステーナ」の生産能力を大幅に引き上げる方針だ。大分工場の再整備により年間生産能力を約4割増の100基程度に拡大するほか、ベトナムでの港湾クレーン製造にも乗り出す。世界的な港湾整備需要の高まりと脱中国の流れを背景に、生産体制を強化し競争力向上を図る。
三井E&Sの大分工場は、2003年の稼働開始以来、年間70基のコンテナ用ヤードクレーンを生産する能力を有していた。今回の再整備により、生産能力は約4割増となる見込みだ。同社は1968年に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを納入して以来、2020年には累計出荷台数1500台を達成するなど、業界のパイオニアとしての地位を確立してきた。
さらに三井E&Sは、ベトナムでの港湾クレーン製造にも乗り出す計画だ。現地企業と連携し、2〜3年以内に年間30基程度の供給体制を目指す。東南アジアでは中国からの生産移転先として港湾整備が進んでおり、中国製クレーンを避ける動きも見られる。こうした需要を取り込むため、海外での生産能力確保に踏み切った。
三井E&Sは直近10年間でベトナム市場において、岸壁用コンテナクレーン「ポーテーナ」26基、コンテナ用ヤードクレーン「トランステーナ」132基を納入し、トップシェアを誇る。2024年7月には、ベトナム政府出資の港湾運営会社から計21基の大型受注も獲得している。
米国政府による港湾インフラへの大規模投資計画も追い風となっており、三井E&Sは生産体制の強化により、成長市場での競争力向上を目指す。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=7003
三井E&Sの大分工場は、2003年の稼働開始以来、年間70基のコンテナ用ヤードクレーンを生産する能力を有していた。今回の再整備により、生産能力は約4割増となる見込みだ。同社は1968年に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを納入して以来、2020年には累計出荷台数1500台を達成するなど、業界のパイオニアとしての地位を確立してきた。
さらに三井E&Sは、ベトナムでの港湾クレーン製造にも乗り出す計画だ。現地企業と連携し、2〜3年以内に年間30基程度の供給体制を目指す。東南アジアでは中国からの生産移転先として港湾整備が進んでおり、中国製クレーンを避ける動きも見られる。こうした需要を取り込むため、海外での生産能力確保に踏み切った。
三井E&Sは直近10年間でベトナム市場において、岸壁用コンテナクレーン「ポーテーナ」26基、コンテナ用ヤードクレーン「トランステーナ」132基を納入し、トップシェアを誇る。2024年7月には、ベトナム政府出資の港湾運営会社から計21基の大型受注も獲得している。
米国政府による港湾インフラへの大規模投資計画も追い風となっており、三井E&Sは生産体制の強化により、成長市場での競争力向上を目指す。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=7003