（4091）日本酸素ホールディングスは、オーストラリアとニュージーランドで産業ガス事業を展開するコアガスグループを買収すると発表した。買収額は7億7000万豪ドル（約750億円）に上る。この戦略的買収により、同社はオセアニア地域でのガス事業を大幅に拡大する方針だ。

日本酸素HDは、豪州の複合企業ウェスファーマーズからコアガスグループの全株式を取得する。外国投資審査委員会などの審査を経て、2025年半ばの買収完了を目指している。コアガスグループは、酸素や窒素などの産業ガス、医療用ガスの製造販売を主力事業としており、オーストラリアとニュージーランド全域に広範な販売ネットワークを有している。

日本酸素HDは既に豪州でLPガス事業を主力とするスパガスを傘下に持ち、2024年5月にはウェスファーマーズから一部地域のLPガス販売事業も取得していた。今回の買収により、同社はオセアニア地域での産業ガス事業のプレゼンスを大幅に高めることになる。

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