注目銘柄

(4568) 第一三共 抗TA-MUC1抗体の知的財産権を買収
(4568)第一三共は、ドイツのバイオテクノロジー企業Glycotope GmbHから、抗TA-MUC1抗体「gatipotuzumab」の知的財産権を買い取ったと発表した。この動きは、同社の抗体薬物複合体(ADC)技術を活用した新薬開発の加速を目指すものだ。
第一三共は2018年、Glycotope社とライセンス契約を締結し、gatipotuzumabをADC化した薬剤の全世界における独占的な開発・商業化権利を取得していた。今回の新契約では、第一三共が1億3250万米ドル(約190億円)を一括で支払うことで、従来のマイルストンや販売ロイヤルティの支払い義務を解消した。
gatipotuzumabは、第一三共の6番目のDXd ADCである「DS-3939」の抗体部分として使用されている。DS-3939は現在、非小細胞肺がんや乳がん、尿路上皮がんなど、複数の固形がんを対象としたグローバル第1/2相臨床試験が進行中だ。
TA-MUC1は多くの上皮がんで過剰発現が見られ、がん治療の有望な標的とされている。しかし、現時点でTA-MUC1を標的とした承認済みのがん治療薬は存在しない。第一三共は、DS-3939の開発を通じて、この未開拓の分野に新たな治療選択肢を提供することを目指している。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=4568
第一三共は2018年、Glycotope社とライセンス契約を締結し、gatipotuzumabをADC化した薬剤の全世界における独占的な開発・商業化権利を取得していた。今回の新契約では、第一三共が1億3250万米ドル(約190億円)を一括で支払うことで、従来のマイルストンや販売ロイヤルティの支払い義務を解消した。
gatipotuzumabは、第一三共の6番目のDXd ADCである「DS-3939」の抗体部分として使用されている。DS-3939は現在、非小細胞肺がんや乳がん、尿路上皮がんなど、複数の固形がんを対象としたグローバル第1/2相臨床試験が進行中だ。
TA-MUC1は多くの上皮がんで過剰発現が見られ、がん治療の有望な標的とされている。しかし、現時点でTA-MUC1を標的とした承認済みのがん治療薬は存在しない。第一三共は、DS-3939の開発を通じて、この未開拓の分野に新たな治療選択肢を提供することを目指している。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=4568