（3141）ウエルシアホールディングスの2025年2月期第3四半期決算（2024年3月～11月）は、売上高が前年同期比4.6％増の9,519億円と堅調だったものの、営業利益は同26.5％減の228億円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同27.5％減の148億円となり、増収減益の結果となった。

売上高の増加は、調剤部門を中心とした事業拡大によるものだ。調剤売上高は前年同期比9.6％増の2,084億円に達し、同社が進める調剤併設店舗の増加（第3四半期末時点で2,267店舗）が寄与した。また、物販部門でも食品売上が7.7％増の2,213億円と堅調に推移した。一方で、たばこの取り扱い中止による売上減が影響し、家庭用雑貨や化粧品の伸び率は相対的に抑制された。

利益面では、店舗運営コストの上昇や人件費増、競争激化に伴う販売費用の増加が重くのしかかった。営業利益率は前年同期の3.4％から2.4％に低下しており、コスト管理が今後の課題となる。店舗数は3,014店舗（国内3,002店舗、海外12店舗）となった。

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