2024年度のパーソナルコンピュータ（PC）の国内出荷実績によると、4月から11月までの累計出荷台数は約481万台で、前年同期比121.1％増と堅調に推移した。特にノートPCが市場を牽引しており、全体の86.1％を占めている。「ウィンドウズ10」のサポート終了を受け、買い替え需要が伸びた。

ノートPCの累計出荷台数は約414万台で、前年比124.7％増加。このうちモバイルノートは約218万台を占め、前年比147.8％増と急成長を見せた。一方、デスクトップPCは67万台で前年比103.0％増にとどまり、ノートPCとの対照的な状況が浮き彫りとなった。

4月から11月の累計出荷金額は約5757億円で、前年比124.5％増。特にノートPCが全体の約85％を占め、モバイルノートの高価格帯モデルが出荷額の成長を支えた。