（4471）三洋化成工業が、バイオディーゼル燃料の弱点を克服する画期的な添加剤を開発した。「ネオプルーバー HBF-101」は、バイオ燃料の低温時の流動性を大幅に改善する特殊な添加剤だ。

バイオディーゼル燃料は、植物油や廃食油から作られるカーボンニュートラルな燃料として注目を集めている。しかし、寒冷地での使用時に燃料の流れが悪くなるという弱点があり、普及の障害となっていた。

三洋化成が開発した「ネオプルーバー」は、この問題を解決する切り札となる可能性が高い。バイオ燃料に添加するだけで低温時の流動性が向上し、エンジントラブルを防止できるという。これにより、寒冷地を含む全国各地でバイオディーゼルの利用が進むことが期待される。

寒冷地での使用が可能になれば、バイオディーゼルの需要は飛躍的に拡大する可能性がある。