（2282）日本ハムは、米国子会社のDay-Lee Foodsを通じて、米国の鶏肉加工品製造・販売会社LJD Holdingsグループの持分を100%取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は非公表だが、2025年3月期より連結子会社となる見込みだ。

LJD Holdingsグループは、米国内で大手顧客向けに主に鶏肉加工品等を製造・販売している。米国西部および東部に生産拠点を有しており、Day-Lee Foodsとは良好なビジネス関係を築いてきた。

日本ハムは中期経営計画2026において、グローバル事業の拡大、特に北米・アセアンの加工品事業拡大を目指している。「Taste of Japan」をキーワードに、日本で培った加工技術を海外に展開する方針だ。

米国では冷凍食品の需要が拡大しており、今後も高い成長が見込まれている。日本ハムは、LJD Holdingsグループを傘下に加えることで、成長市場の需要に応えるとともに、Day-Lee Foodsの製造・販売・マネジメント機能と組み合わせることで、北米市場における加工食品事業の拡大を図る考えだ。