注目銘柄

    注目銘柄 2024/11/14 10:36
    (7011) 三菱重工業 海上自衛隊向けの最新鋭艦艇の建造計画
    三菱重工業は、海上自衛隊向けの最新鋭艦艇の建造を着々と進めている。

    ・潜水艦
    三菱重工業神戸造船所で、最新鋭の「たいげい」型潜水艦の建造が進んでいる。2024年10月4日には5番艦「ちょうげい」の進水式が行われた。全長84メートル、排水量約3000トンで、リチウムイオン電池を主な動力源とする静粛性の高い潜水艦だ。建造費は約684億円で、2026年3月頃に防衛省へ引き渡される予定となっている。さらに、2025年度予算の概算要求では、「たいげい」型の9番艦の建造も要求されている。要求額は1161億円だ。

    ・イージス・システム搭載艦
    三菱重工業は、新型のイージス・システム搭載艦の建造も担当している。2024年8月23日に1番艦の建造契約を締結した。基準排水量約12,000トン、全長約190メートル、幅約25メートルの大型艦で、SPY-7多機能レーダーを搭載する。建造費は1隻約3950億円で、2027年度末の就役を目指している。

    ・護衛艦
    2025年度予算の概算要求では、新型の4800トン型護衛艦(FFM)3隻の建造も要求されている。要求額は3隻で3140億円だ。1隻当たりの建造費は1047億円と、従来の護衛艦を大きく上回る高性能艦となる見込みだ。

    三菱重工業は、これらの最新鋭艦艇の建造を通じて、海上自衛隊防衛力強化に大きく貢献している。高度な技術力と豊富な経験を活かし、今後も日本の海洋防衛の要となる艦艇を提供し続けるだろう。

株式情報更新 (11月14日)


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