水戸証券は30日、2025年3月期中間決算(2024年4月〜9月)を発表した。中間純利益は前年同期比6.0%増の11億8百万円となった。営業収益は3.2%増の72億12百万円、営業利益は5.4%増の10億98百万円だった。

株式市況の回復を背景に、投資信託の代行手数料やファンドラップ手数料が増加。その他の受入手数料が前年同期比30.7%増の24億86百万円と大きく伸びた。一方で、トレーディング損益は40.5%減の4億96百万円と振るわなかった。

通期の業績予想については、株式市況の変動が大きいことを理由に開示を見送っている。ただし、四半期ごとに決算の概数が固まり次第、速報値として開示するとしている。

配当については、2025年3月期の予想額は未定としつつも、2023年3月期から2025年3月期までの3期間は年間配当金20円を下限とすることを表明した。株主還元に積極的な姿勢を示している。