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    ソフトバンクのAI戦略(ミシック)
    mythic(ミシック)は、上位10社のAIチップメーカーの1つとして評価されている。Mythicの強みは、独自のアナログ・マトリックス・プロセッサ(AMP)技術で、フラッグシップ製品であるM1076 AMPは、単一チップで最大25テラ演算/秒(TOPS)の処理能力を実現し、高性能なエッジAIアプリケーションに適している。

    ソフトバンクグループは、Mythicの主要投資家の一つで、2019年6月の3000万ドルの資金調達ラウンドに参加した。2023年3月に1300万ドルの新規資金調達を完了し、累計調達額は1億7800万ドルに達している。

    Mythicのアナログコンピューティング技術を用いたAIチップは、従来のGPUと比較して100倍の高速化と100分の1の消費電力を実現する可能性を持つ。リアルタイム性が求められるアプリケーション(自動運転ドローン、ロボティクス)において、迅速かつ効率的なAI推論が可能だ。特にエッジAIの分野での普及が期待される。

    Mythicの主力製品であるアナログ・マトリックス・プロセッサ(AMP)は、従来のデジタルAIプロセッサとは一線を画す技術を採用している。エネルギー効率と高性能を両立させたアナログコンピューティング技術は、AI推論の新たな標準となり得る。

    AIパラメータをプロセッサ内に直接格納することで、メモリとプロセッサ間のデータ転送を大幅に削減し、処理効率を向上させている。例えば、M1076 AMPは最大25 TOPSの処理能力を持ちながら、消費電力はわずか3~4Wで、従来のデジタルソリューションと比較して約3.8倍の省電力性を実現している。

株式情報更新 (10月18日)


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