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    2023/10/31 10:01
    (6810) マクセル 円筒形全固体電池で大容量化に成功
    マクセルは、容量200mAhの円筒形全固体電池「PSB23280」を開発したと発表した。これは、同社が2023年6月に量産を開始した硫化物系固体電解質を使用したセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」の容量の25倍に相当する。PSB23280は、従来品と同様に長期信頼性や耐熱性を維持している。サンプル出荷は2024年1月下旬を予定している。

    全固体電池は、電解質に固体を使用する電池で、発火のリスクを抑えた安全性が特徴。また、液体電解質を使用したリチウムイオン電池に比べて、エネルギー密度や出力特性が向上する可能性がある。マクセルは、これまでにもセラミックパッケージ型全固体電池やバイポーラ型の全固体電池を開発している。今回の大容量化は、今後の全固体電池の実用化に向けた大きな前進と言える。

    マクセルの円筒形全固体電池の開発は、全固体電池の普及に向けた大きな前進と言えるだろう。今後、自動車やスマートフォンなどの電源として、全固体電池の採用が拡大していくことが期待される。

株式情報更新 (11月28日)


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