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2023/2/8 10:29
(9984) ソフトバンクグループ 「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」が不振で赤字転落
2022年4-12月期連結決算は、純損益が前年同期の3926億円の黒字から、9125億円の赤字に転落した。世界的な株価低迷で、新興企業に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」が不振だった。SVFの投資損失は5兆円超に上り、中国の顔認証技術ベンチャー「センスタイムグループ」やインドネシアのIT大手「GoTo」などの株式評価損が大きい。7-9月期は、中国アリババ集団の一部株式を売却したことに伴う利益で3兆円超の黒字だったが、2四半期ぶりに赤字に陥った。決算説明会では、手元資金は潤沢に確保していると説明した。
時価純資産は22年12月末で約13兆9000億円と、9月末の約16兆7000億円から減少し、財務改善に努めている。「現段階では守りを固める」姿勢を示したが、傘下の英半導体設計大手アームの上場については、23年中の上場に強い意欲を示した。SVFは4期連続の赤字となっており、アームに頼らざるを得ない。
時価純資産は22年12月末で約13兆9000億円と、9月末の約16兆7000億円から減少し、財務改善に努めている。「現段階では守りを固める」姿勢を示したが、傘下の英半導体設計大手アームの上場については、23年中の上場に強い意欲を示した。SVFは4期連続の赤字となっており、アームに頼らざるを得ない。