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2023/2/6 10:43
(4188) 三菱ケミカルグループ 新型コロナワクチン事業から撤退
三菱ケミカル傘下の田辺三菱製薬子会社のカナダ・メディカゴは、開発中の植物由来の新型コロナワクチン(MT-2766)が、カナダで承認を取得していたが、量産化技術の課題を解消することができず、商用生産に移行できなかったため、事業から撤退する。カナダ政府とは、最大7600万回分を早期供給する契約を結んでいた。
メディカゴのVLP(ウイルス様粒子)ワクチンは、遺伝子情報を持たず、安全性が高いとされており、カナダ、米国、英国、ブラジル、欧州、南米の約10か国で第2/3相試験が実施されている。日本国内でも臨床試験が始められていた。新型コロナウイルスを取り巻く環境が大きく変化し、ワクチンの世界的な需要も減少の見込み。
メディカゴ社が保有する開発品は初期段階が多く、今後の事業化においても、更なる投資を継続的に行うことが困難であるとし、会社清算を進めることを決定した。
メディカゴのVLP(ウイルス様粒子)ワクチンは、遺伝子情報を持たず、安全性が高いとされており、カナダ、米国、英国、ブラジル、欧州、南米の約10か国で第2/3相試験が実施されている。日本国内でも臨床試験が始められていた。新型コロナウイルスを取り巻く環境が大きく変化し、ワクチンの世界的な需要も減少の見込み。
メディカゴ社が保有する開発品は初期段階が多く、今後の事業化においても、更なる投資を継続的に行うことが困難であるとし、会社清算を進めることを決定した。