4－9月売上は67.9％増の196億円、営業損益は10億円の赤字から20億円の黒字、純利益は9億円の赤字から21億円の黒字に転換した。航空機需要の段階的な回復に加え、チタンのサプライチェーン再編によりスポンジチタンの需要が高まり、航空機用途向けが主体の輸出スポンジチタンの売上高が69.6％増、一般産業用途向けの国内スポンジチタンの売上高が88.4％増といずれも大幅に改善し、チタン事業の売上高は76.1％増の174億円となった。

半導体関連のスパッタリングターゲット用高純度チタンや球状チタン合金粉末の販売が増加し、高機能材料事業売上も48.4％増の22億円となった。通期売上は410億円から430億円、営業利益は18億円から30億円、純利益は16億円から29億円へ上方修正した。為替差益の拡大が大きく、期末復配が濃厚となっている。