コクヨは、保有するぺんてるの株式全て（発行済み株式総数の45.6％、410万株）をプラスに譲渡する一方で、ぺんてると海外文具市場における両社の事業拡大を目的とした業務提携を締結した。コクヨは、2019年にぺんてるの株式を取得し、持分法適用関連会社としていた。その後、海外事業強化の業務提携を働きかけてきた。

プラスはぺんてる株を約30％保有しており、コクヨからの買い取り分と合わせて7～8割の株式を保有することになる。ぺんてるは売上高に占める海外比率が約6割あり、欧米市場に強固な販路を持つことが魅力となっている。コクヨの買収は事前説明がないことで、ぺんてるの強い反発を招いており、業務面で関係の深いプラスの傘下に入る。