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2022/7/6 09:37
(9513) J-POWER 日本最大級の蓄電池組立工場を建設する「パワーエックス」に出資
石炭火力発電の最大手J-POWERが、蓄電池ベンチャーの「パワーエックス」に出資する方針と、報じられている。パワーエックスは、岡山県玉野市に日本最大級の蓄電池組立工場「Power Base」を新設し、2023年にテスト生産、2024年春より定置用蓄電池の製品出荷を開始する予定となっている。年間生産能力は最大5ギガワット時(GWh)で、年間約一万台分の蓄電池製品に相当する。定置用蓄電池の他にもEV急速充電器、船舶電池、家庭用蓄電池を開発している。
パワーエックスは、関西電力とも資本業務提携しており、日本郵船とは電気運搬船「Power ARK」の開発で、資本業務提携している。J-POWERは石炭火力発電、風力発電が主力だが、再生可能エネルギーは自然条件に左右されるため、不安定さが課題で、蓄電池と連携することで電力の安定供給につなげるものと見られる。
Power Baseはセルを大量に仕入れて、使用目的に沿った製品に仕上げる「パッケージング工場」で、EV用急速充電器(容量300kWh)、コンテナ型グリッド電池(3000kWh)、船舶用蓄電池(3000kWh)、住宅用蓄電池(10kWh)の4種類を生産する。蓄電池市場は2030年には40兆円規模に成長すると見られており、大量調達でコストダウンできれば、中韓勢のシェアを奪うことも可能と見られる。
J-POWERは再生可能エネルギーに注力しており、豪州で同社最大の出力15万~20万キロワットの風力発電所を建設し、2025年の運転開始を目指している。豪州を米国と中国などアジアに並ぶ重点地域に位置づけ、海外の発電事業に注力する。
パワーエックスは、関西電力とも資本業務提携しており、日本郵船とは電気運搬船「Power ARK」の開発で、資本業務提携している。J-POWERは石炭火力発電、風力発電が主力だが、再生可能エネルギーは自然条件に左右されるため、不安定さが課題で、蓄電池と連携することで電力の安定供給につなげるものと見られる。
Power Baseはセルを大量に仕入れて、使用目的に沿った製品に仕上げる「パッケージング工場」で、EV用急速充電器(容量300kWh)、コンテナ型グリッド電池(3000kWh)、船舶用蓄電池(3000kWh)、住宅用蓄電池(10kWh)の4種類を生産する。蓄電池市場は2030年には40兆円規模に成長すると見られており、大量調達でコストダウンできれば、中韓勢のシェアを奪うことも可能と見られる。
J-POWERは再生可能エネルギーに注力しており、豪州で同社最大の出力15万~20万キロワットの風力発電所を建設し、2025年の運転開始を目指している。豪州を米国と中国などアジアに並ぶ重点地域に位置づけ、海外の発電事業に注力する。