5月の直営全店売上高は73億8400万円(前年同月比120.3％)、既存店売上高は70億5500万円(前年同月比117.6％)と、前年同月比で大幅増収となり、過去最高の売上となった。「餃子の王将」は、原材料価格の高騰、人件費や物流費の上昇などを受け、5月14日にメニュー全体の約2割にあたるギョーザやチャーハンなど14品目を20～30円値上げしており、客数減を覚悟していた。ところが客数は118.3％と増加し、客単価も101．7％となっている。

テイクアウト・デリバリー売上を高い水準で維持しつつ、店内飲食による売上が前年同月比151.0％と、コロナ禍前の水準にまで回復した。5月16日から5月31日までスタンプ2倍押しキャンペーンを実施、メディア露出の効果もあったようだ。デリバリーサービス導入済の実店舗数は393店舗から451店舗に拡大、5月の「ぎょうざ倶楽部会員カード」出荷数は、前年比110.9％と伸びた。