豊田通商は、（9501）東京電力 ＨＤが保有するユーラスエナジーホールディングスの40％持分（9941株）の株式を豊田通商グループが取得し、完全子会社化する。譲渡額は1850億円。ユーラスエネジーは、東電と豊田通商の共同出資会社で、1987年に米国風力発電事業をスタートさせて以来、世界14カ国で風力発電中心の再生可能エネルギー発電事業を展開している。東電は、有価証券売却益として1652億円の特別利益を計上する。東電は再生可能エネルギー子会社「東京電力リニューアブルパワー」を立ち上げており、ユーラスと競合する場面が出ていた。

ユーラスは国内の風力発電では最大手で、約77万キロワットの風力発電を稼働させている。豊田通商は、再生可能エネルギー分野に7000億円を投資すると表明しており、その一環となる。