日清紡マイクロデバイスは、ボタンをタッチレス化する反射型センサ「NJL5830R」の開発を完了し、4月より生産を開始する。券売機などの自動販売機やエレベーター等の選択ボタンなど、公共性の高い装置の操作ボタンをタッチレス化する。「NJL5830R」は、高出力の赤外ＬＥＤと受光ＩＣを独自のパッケージに組み込んだ反射型センサで、検出距離は50ミリメートル以内。外乱光耐性も強く、屋外に設置される装置にも使用できる。

感染症対策や、衛生面の向上に貢献できるため、光学式タッチレスセンサを「Optton」の商品名でシリーズ化していく方針を示した。日清紡マイクロデバイスは2022年1月に日清紡グループの新日本無線とリコー電子デバイスが統合した企業で、半導体集積回路や光半導体などの電子デバイスや、電波式センサやレーダ用コンポーネントなどのマイクロ波製品が主力製品。