第3四半期にあたる4－12月売上は18.7％増の1312億円、営業利益は70.4％増の134億円、純利益は80.7％増の98億円となった。主力の玩具やガチャ及びアミューズメントマシン売上高が好調に推移した。映画の公開時期の変更や各種イベントの中止・延期及び縮小の影響を受けたが、コロナ禍による外出自粛によりボードゲーム「人生ゲーム」などのファミリーゲームの売上が伸びた。ガチャ人気の高まりで、大型ガチャ売り場の拡大も奏功した。米国は子会社化したファット・ブレインが業績を押し上げた。

3月通期売上は1550億円から1600億円、営業利益は80億円から110億円、純利益は65億円から75億円へ上方修正した。期末配当は10円増配の20円とする。さらに発行済み株式総数の1.08％にあたる100万株、13億円の自社株買いを実施する。また発行済み株式総数の1.35％にあたる130万株を2月28日に消却する。上方修正・自社株買い・増配の三点セットで、株式消却も含め、株主還元が評価されよう。