旭化成は、シンガポールのシェル・イースタン・ペトローリアムから廃プラや
バイオマス由来のブタジエンを購入する契約を締結し、これらを原材料としたサステナブルS―SBRを生産する。S―SBRは、省燃費型高性能タイヤ(エコタイヤ)に用いられる合成ゴムで、2022年3月末までにシンガポールの合成ゴムプラントにサステナブルブタジエンを投入し、世界で初めて生産を開始する。シンガポール工場は旭化成のS―SBR主力拠点で、生産能力は年13万トン規模。
省燃費性能や耐摩耗性能の向上を重視したさらなる高性能品の開発を進め、サプライチェーンの
二酸化炭素排出を削減する。