中間期にあたる3－8月売上は19.3％増の294億円、営業利益は40.7％増の66億円、経常利益は61.5％増の72億円、純利益は67.1％増の54億円となった。ローツェは、ウエハ、ガラス基板の搬送装置が主力事業で、半導体・ＦＰＤ関連装置事業の売上高は前年同期比19.6％増の292億円、利益は40.9％増の69億円と好調。

下期も半導体需要が好調と見て、通期売上を603億円から650億円、営業利益を102億円から143億円、経常利益を100億円から148億円、純利益を79億円から109億円へ上方修正した。期末配当も45円から65円へ増配する。昨年8月にベトナムで新しい組み立て工場を建設すると発表したが、コロナ禍で完工が遅延しているようで、完成後の生産能力拡大を見込んでいるようだ。株価はダブル底形成の可能性がある。