全樹脂電池の量産のための第一工場である「APB福井センター武生工場」が開所し、稼働を開始した。10月には本格稼働に移行し、まず川崎重工業の海底ケーブルを検査する自律型無人潜水機向け電池から量産を進める。生産能力は徐々に年200MWhまで引き上げ、定置用
蓄電池や各種モビリティ用途、
風力発電など
再生可能エネルギーの
蓄電池にも対応して生産を拡大させる。設備増強などで数年内に3GWhまで生産能力を引き上げ、将来的に生産拠点の世界各地への展開も目指す。新開発の
全樹脂電池モジュールは、内部に40枚の電池セルをバイポーラ積層し直列に接続したもので、エネルギー密度が高い。