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2021/3/18 08:07
三井海洋開発は21年度にメタンハイドレートの掘削実験に着手する。海底でメタンハイドレートを採掘し、メタンを分解して水素を取り出す技術を開発する目的で、水素の安定確保につなげる。三井海洋開発は、FPSO(浮体式生産設備)の世界大手で、1基あたりの受注額は数百億円にのぼるとみられ、政府目標の達成に貢献するほか、新たな収益源に育てる。一般的に民間企業の商業化プロジェクトは27年頃と見られており、他社に先駆ける。
三井海洋開発のFPSOは、海洋石油・ガス生産設備が主流だが、水深1000メートル超の大水深海域にも対応しており、既存技術をメタンハイドレートにも応用できると見られる。日本近海では南海トラフ海域で、メタンガス10年分にあたる埋蔵量が確認されている。
三井海洋開発のFPSOは、海洋石油・ガス生産設備が主流だが、水深1000メートル超の大水深海域にも対応しており、既存技術をメタンハイドレートにも応用できると見られる。日本近海では南海トラフ海域で、メタンガス10年分にあたる埋蔵量が確認されている。