昨年末に米ブラックロックの日本法人が大量保有報告書を提出し、保有株比率が5.06％になって以来、機関投資家と見られる断続的な買いが入っている。週末も逆行高となり、株式分割後の高値6240円を視野に入れてきた。ペプチスターがペプチド医薬品の量産体制に向けた動きを始めたことや、短期的にはペプチエイドが富士通の「デジタルアニーラ」を用いて新型コロナ治療薬の候補化合物を特定することも期待される。現在ＰＤＰＳ（創薬探索プラットフォーム）提携先は20社、技術ライセンス供与先は9社となった。

新薬開発状況に応じてマイルストーンが発生し、上市後は売上に応じたロイヤリティを受け取るため、中長期で業績は安定成長する。創薬部門では米クリオ社と提携した多発性骨髄腫を適応症とした新薬の治験入りも期待できる。