エア・ウォーターは、新規機能材料開発プロジェクトでGaN(
窒化ガリウム)トランジスタ基板を開発した。5Gが普及すると高コストでトランジスタ性能の限界がある
SiC(炭化ケイ素)基板に代わり、低コストでの無線通信の高速化が可能となる。エア・ウォーターは下地基板に
SiC、上部にGaNの積層構造とすることで、課題を解決し、20年度中にパイロット生産を開始する。高抵抗GaN層は、高温(100~200℃)でも常温と同じ絶縁性能があるため、トランジスタが発熱してもエネルギーロスが小さい。トランジスタは、5G
スマホや
基地局向けに需要が拡大する。