日清製粉は、全農(全国
農業協同組合連合会)と資本業務提携する。これまでも国産小麦で取引関係にあるが、国内農畜産物についても安定的供給や商品原料の安定的調達で業務提携する。全農と農林中央金庫は日清製粉の株式1%を取得し、資本参加する。主食用米需要は大きく減少しており、小麦以外でも提携し、食の多様化や人口減少に備えていく。巣ごもり需要で家庭用パスタは好調だが、外食やコンビニ向けが低調な上に家庭用小麦粉は9月から2割値上げしている。輸入小麦の安定調達が困難になりかねず、国内での取引関係を強化する。