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2020/7/21 07:46
(4471) 三洋化成工業 全樹脂電池が川崎重工が開発する自律型無人潜水機(AUV)の動力源として採用
三洋化成工業は慶応大学発のベンチャー「APB」とほぼ全てを樹脂で形成する「全樹脂電池」を開発している。全樹脂電池は、工程が簡素で設備投資額は数十分の1となり、材料コストも半減できる。全樹脂電池は川崎重工が開発する自律型無人潜水機(AUV)の動力源として採用された。リチウムイオン電池の金属電極や電解質を樹脂製とすることで、安全性を高め、エネルギー効率も上がる。
「APB」の堀江社長(慶大教授)は日産自動車でリーフ用のリチウムイオン電池を開発した人物で、三洋化成は2021年稼働を目指して量産工場を建設している。開発当初は10年後に1000億円規模としていた事業規模を5-10年後に数千億円に拡大する目標を掲げている。日産自動車と三洋化成は2020年4月16日に、全樹脂電池の要素技術をAPBにライセンス供与しており、開発製造の障害はなくなっている。国内外の電力系大手からも問い合わせがきており、次世代電池の本命に浮上する可能性がある。
「APB」の堀江社長(慶大教授)は日産自動車でリーフ用のリチウムイオン電池を開発した人物で、三洋化成は2021年稼働を目指して量産工場を建設している。開発当初は10年後に1000億円規模としていた事業規模を5-10年後に数千億円に拡大する目標を掲げている。日産自動車と三洋化成は2020年4月16日に、全樹脂電池の要素技術をAPBにライセンス供与しており、開発製造の障害はなくなっている。国内外の電力系大手からも問い合わせがきており、次世代電池の本命に浮上する可能性がある。