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2020/6/2 08:05
塩野義は北海道大と共同で重症化を防ぐ新型コロナ治療薬を開発している。4月に低分子化合物のスクリーングを実施し、複数のヒット化合物を同定しており、最短で2020年度内の臨床試験の開始を表明していた。昨日の中期経営計画説明会で手代木社長は、国内初の承認薬となった「レムデシビル」よりも効果が高いことを確認し、年内に治験開始を前倒しすることを表明した。
試験管レベルでの結果ではあるが、ギリアドが「レムデシビル」臨床試験について、中程度の症状がある患者に5日間投与すると65%で改善傾向が見られたが、10日間投与した患者では統計学的に明確な差異はないとの中間結果を公表したタイミングだけに、塩野義の治療薬に期待が高まりそうだ。レムデシビルより副作用が少ないとしており、UMNファーマの新型コロナ予防ワクチンについても、年内の治験開始を目指している。
試験管レベルでの結果ではあるが、ギリアドが「レムデシビル」臨床試験について、中程度の症状がある患者に5日間投与すると65%で改善傾向が見られたが、10日間投与した患者では統計学的に明確な差異はないとの中間結果を公表したタイミングだけに、塩野義の治療薬に期待が高まりそうだ。レムデシビルより副作用が少ないとしており、UMNファーマの新型コロナ予防ワクチンについても、年内の治験開始を目指している。