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    決算 2020/5/13 13:48
    (4188) 三菱ケミカルグループ 20年3月期営業利益は51%減 21年3月期は5%減を計画
    三菱ケミカルの2020年3月期営業利益は51%減の1442億円となった。ヘルスケア分野の製剤材料事業ののれんで減損損失を計上したことなどが影響した。

    セグメント別では、機能商品セグメントのコア営業利益は12.2%減の626億円。高機能ポリマーのフェノール・ポリカーボネーチェーンの市況下落や高機能成形材料の高機能エンジニアリングプラスチックにおける販売数量の減少などで減益となった。

    ケミカルズセグメントは76.3%減の303億円。MMAモノマー等の市況が下落したことが影響した。

    産業ガスセグメントは37.2%増の880億円。前年下期に買収した欧州及び米国事業の業績を取り込んだことが寄与した。

    ヘルスケアセグメントは72.8%減の146億円。ロイヤリティ収入が減少した。


    2021年3月期は5%減の1370億円、年間配当は32円から24円への減配を計画する。業績予想は、新型コロナウイルスの影響で翌会計年度も厳しい状況が続くものの、第3四半期以降は回復に転じることを前提としている。

    新型コロナウイルスの影響では、機能商品セグメントで自動車用途等での需要低迷、ケミカルズセグメントで一部製品における軟調な市況の継続や原材料価格の下落による悪化、産業ガスセグメントで需要の減少、ヘルスケアセグメントで国内医薬品の販売減少などが見込まれるとしている。

    三菱ケミカルホールディングスの株価は12.7円安の602.4円で推移している。

株式情報更新 (11月23日)


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