富士フイルムホールディングスは、2020年4月15日、新型
コロナウイルス感染症向けに抗
インフルエンザウイルス薬「
アビガン」の生産体制を拡大し、増産を開始したと発表した。グループ会社の富士フイルム和光純薬で医薬品中間体の生産設備を増強するとともに、原料メーカーや生産工程で国内外の企業と連携。今後、段階的に生産能力を向上させて、2020年7月に月約10万人分、9月に約30万人分の生産実現を目指す。
また、
アビガンの原薬製造設備も増強して生産能力のさらなる拡大を図り、日本政府の備蓄増や海外からの提供要請に対応する。
富士フイルムホールディングスの株価は77円安の5395円で推移している。