政府は富士フイルム傘下の富山化学の
インフルエンザ治療薬「
アビガン」の増産検討を要請したようだ。加藤厚労相は、二つの医療機関で
アビガン投与の具体的な準備を開始し、一つの医療機関で投与を開始したことを明らかにしている。政府は
インフルエンザ薬として200万人分の備蓄をしており、現時点でどの程度必要かは不透明。
厚労省の指針によると、国が備蓄している
アビガンは国の指示に基づき指定医療機関に放出することと定められているが、2017年の薬事・食品衛生審議会通達では、パンデミックの発生など緊急時に迅速な出荷を可能とするため、厚生労働大臣の要請がなくても製造することが了承されている。