博報堂ＤＹは、音声解析による商談営業の効率化を支援する対話音声解析システム「ＣＯＮＯＯＴＯ」を開発した。企業の営業担当者による顧客との商談測定では、日報による報告や売上情報による場合がほとんどで、営業担当者個々人に適した営業活動の改善などは困難だった。「ＣＯＮＯＯＴＯ」はスマホやタブレット対応のアプリで、デバイス内蔵マイクで商談を録音し、商談毎の音声解析レポートを自動生成する。

営業担当者と顧客の重要キーワードや対話のキャッチボール比率などを分析し、博報堂ＤＹの売上効果予測システムとの連携で、営業商談計画を最適化することも目指す。(3773)アドバンスト・メディア社製の話者検出・識別技術を採用しており、2017年から進めていた製薬企業向けの実証実験では高い精度の分析が得られている。