注目銘柄
2017/9/28 17:45
(9843) ニトリ HD 2年ぶりの上期営業減益で大幅安、人件費や賃借料が増加
2-8月売上は11.5%増の2839億円、営業利益は2.1%減の481億円、純利益は6.7%増の350億円となった。事前予想では営業利益が2%減の480億円程度となり、ほぼ想定通りの着地となったが、上期営業減益は2年ぶりとなる。接触冷感機能の「Nクール」シリーズの寝具・寝装品が好調で、売上は増加したものの、都市部の出店を加速させ前年同期の18店舗に対して30店舗を出店したため、人件費や賃借料が増加した。既存店の改装もコスト増になるが、国内店舗数は20店舗増加の448店舗となった。
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リスクは円安で、ニトリは商品の9割を海外生産しているため、予約為替レートが円安で採算が悪化する懸念もある。大型出店でパート従業員は1000人規模で増加していることもリスク。家具チェーン世界最大手のイケアは、大幅な値下げに踏み切ったため、今後競争が激化する可能性がある。通期予想は据え置き、達成なら連続最高益記録を更新することになるが、やや慎重に見る必要がありそうだ。
2022年には1000店舗目標を掲げており、海外45店舗を合わせて現在488店舗となっている。リノベーション住宅の「カチタス」と資本業務提携しており、リフォーム事業も今後立ち上がってくる。カチタスには233億円を出資し、全国で年間4400戸以上の実績があるため、主力の家具との相乗効果が期待できそうだ。今期経常利益は初の1000億円大台を計画している。
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リスクは円安で、ニトリは商品の9割を海外生産しているため、予約為替レートが円安で採算が悪化する懸念もある。大型出店でパート従業員は1000人規模で増加していることもリスク。家具チェーン世界最大手のイケアは、大幅な値下げに踏み切ったため、今後競争が激化する可能性がある。通期予想は据え置き、達成なら連続最高益記録を更新することになるが、やや慎重に見る必要がありそうだ。
2022年には1000店舗目標を掲げており、海外45店舗を合わせて現在488店舗となっている。リノベーション住宅の「カチタス」と資本業務提携しており、リフォーム事業も今後立ち上がってくる。カチタスには233億円を出資し、全国で年間4400戸以上の実績があるため、主力の家具との相乗効果が期待できそうだ。今期経常利益は初の1000億円大台を計画している。