株テーマ:風車の関連銘柄

風力発電用風車(ブレード)は、強度だけでなく、落雷への対雷性も求められる。輸入品は落雷の多い、日本の風土に対応できない場合がある。


駒井ハルテックは、唯一日本国内で風力発電の風車を製造。中期経営計画(2024~2026年)では新たな領域となる「洋上風力タワー」の製造にチャレンジするとしている。投資額は57億円。


東レは、炭素繊維で参入を計画。ミズノはゴルフクラブ製造技術を応用した炭素繊維強化プラスチックで新規参入。

日立、日本製鋼所は風車製造から撤退、三菱重工業もヴェスタスに製造委託している。

シーメンスが風速57メートル級の台風にも耐えられる洋上風力発電用の風車を開発した。直径200メートル、出力は1万1000キロワットで、日本政府が部品調達比率60%を目指していることから、国内企業とも協議するようだ。ただし、日本製部品の使用でコスト高となることもあり、本格採用は不透明。


東レは、米子会社のZoltek(ゾルテック)でラージトウ炭素繊維の生産設備増強を決定したと発表した。投資額は約140億円で、メキシコ工場の生産能力を年産1.3万トンから2万トンに引き上げる。全体の生産能力は年産3.5万トンになる。生産開始は2023年からを予定する。風力発電翼向け炭素繊維は航空機向けと比べて単価は安いが、風力発電の新規参入が増えていることに対応する。

環境負荷が少ない再生可能エネルギーとして風力発電の新規導入が進む中、発電効率向上を目的に発電翼の長尺・軽量化要求が強まり、比重が低く、比強度・比剛性が高い炭素繊維の使用比率が増加している

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株式情報更新 (11月27日)


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