（9551）メタウォーターは、米国の下水汚泥処理事業の拡大を目的に、シュウイングバイオセットを買収すると発表した。これにより、同社は北米市場における事業基盤を強化し、成長を加速させる狙いだ。

シュウイングバイオセットは、下水汚泥の資源化技術に強みを持つ企業で、米国内で多くの自治体に処理設備を提供している。メタウォーターは、これまで国内市場を中心に水処理インフラ事業を展開してきたが、海外展開を加速させる方針を示していた。今回の買収は、その戦略の一環といえる。

近年、米国ではインフラ老朽化対策や環境規制の強化を背景に、水処理関連の投資が増加している。メタウォーターは、シュウイングバイオセットの技術とネットワークを活用することで、米市場でのシェア拡大を目指す。

今回の買収金額は公表されていないが、メタウォーターは買収後もシュウイングバイオセットのブランドを維持し、事業運営を継続するとしている。これにより、米国市場でのさらなる成長を見込む。