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    米国中古住宅販売、ローン金利と価格高止まりで1月は前月比4.9%減
    米国不動産業者協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売件数は、前月比4.9%減の年率408万戸となった。しかし、前年同月比では2.0%増加し、4カ月連続の前年比プラスを維持した。

    1月の中古住宅の中央値価格は前年同月比4.8%上昇し、39万6900ドルとなった。これで19カ月連続の前年比上昇となる。一方、販売に伴う在庫は118万戸と前月比3.5%増、前年同月比16.8%増となった。現在の販売ペースでは在庫は3.5カ月分に相当し、昨年1月の3.0カ月分、12月の3.2カ月分を上回る。

    30年固定の住宅ローン金利は2月20日時点で6.85%となり、1週間前の6.87%から若干低下した。しかし、前年の6.90%と比較すると大きな改善は見られない。

    地域別では、北東部の販売件数は前月比5.7%減の50万戸だったが、前年同月比では4.2%増加。中西部は前月から変化なく100万戸となり、前年比では5.3%増加した。

    南部は前月比6.2%減の183万戸で、前年と同水準を維持。西部では前月比7.4%減の75万戸となったが、前年同月比では1.4%増加した。

    住宅市場は依然として高金利と高価格が重荷となっており、特に初めて住宅を購入する層には厳しい環境が続いている。今後の金利動向と供給状況が、春の住宅市場の行方を左右することになりそうだ。

株式情報更新 (2月22日)


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