令和7年1月の景気ウォッチャー調査結果が発表された。現状判断DIは48.6と前月から0.4ポイント低下し、先行き判断DIも48.0と1.4ポイント下落した。景気は緩やかな回復基調を維持しているものの、価格上昇の影響等に対する懸念が見られる状況だ。

家計動向関連DIは、サービス関連が上昇したが、飲食関連等の低下により全体として下落した。一方、企業動向関連DIは、非製造業が低下したものの製造業の上昇により全体としては上昇した。雇用関連DIは低下傾向を示した。

先行き判断DIは家計動向関連、企業動向関連、雇用関連の全てのカテゴリーで低下した。これは、将来の経済状況に対する慎重な見方が広がっていることを示唆している。

原数値でみると、現状判断DIは前月から3.5ポイント低下して45.5となった。一方、先行き判断DIは1.0ポイント上昇し47.9となった。この結果は、短期的には厳しい見方がされているものの、中長期的には若干の改善が期待されていることを示唆している。

景気ウォッチャーの見方をまとめると、景気は緩やかな回復基調が続いているが、先行きについては価格上昇の影響等に対する懸念が見られる状況だ。