（6113）アマダが、カナデビア（旧日立造船）の子会社であるエイチアンドエフ（福井県あわら市）を買収する方向で調整に入ったことが分かった。アマダは金属加工機械の大手メーカーで、エイチアンドエフの買収により、自動車向けプレス機事業を強化する狙いだ。

エイチアンドエフは、自動車メーカーとその関連会社を主要顧客とし、自動車ボディを成形するためのプレスラインを開発・設計・製造している。同社は1964年に福井機械株式会社として設立され、2017年2月にカナデビアの100%子会社となった。

アマダは金属加工機械、特に板金商品の開発・製造・販売・サービスを主力事業としている。エイチアンドエフの買収により、自動車産業向けのプレス機事業を拡大し、事業ポートフォリオの強化を図る狙いがあるとみられる。

アマダは、グループ内のレーザ技術を結集し、新領域への展開を含めたレーザ・溶接事業の拡大を進めている。エイチアンドエフの買収は、この戦略をさらに推し進めるものと考えられる。

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