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2024/12/26 11:08
(4204) 積水化学工業 次世代太陽電池で3100億円投資 堺市に新工場建設で大幅高
(4204)積水化学工業は、次世代型太陽電池「ペロブスカイト型」の量産に向け、約3100億円を投じて堺市に新工場を建設する。この工場は2030年までに稼働予定で、発電容量は年間100万キロワット分と見込まれる。これは原子力発電所1基分に相当する規模だ。政府もこの投資の約5割にあたる1600億円を補助する方針を示している。
新工場は、シャープの堺工場の一部を取得してその跡地に建設される見通し。ペロブスカイト型太陽電池は、現行のシリコン型と比較して重量が10分の1以下と軽く、フィルム状で薄いため曲げることも可能だ。
積水化学は、液晶向け封止材の技術を応用し、ペロブスカイト型の耐久性を10年程度にまで高めることに成功している。同社の試作段階では、30センチメートル幅のフィルムでエネルギー変換効率15%を達成しており、今後さらに効率向上を目指す。
2025年春からは30センチメートル幅の製品販売を開始し、25年後半には1メートル幅の電池を市場に投入する。新工場は、このさらに大規模な量産体制を視野に入れて設計される。
新工場は、シャープの堺工場の一部を取得してその跡地に建設される見通し。ペロブスカイト型太陽電池は、現行のシリコン型と比較して重量が10分の1以下と軽く、フィルム状で薄いため曲げることも可能だ。
積水化学は、液晶向け封止材の技術を応用し、ペロブスカイト型の耐久性を10年程度にまで高めることに成功している。同社の試作段階では、30センチメートル幅のフィルムでエネルギー変換効率15%を達成しており、今後さらに効率向上を目指す。
2025年春からは30センチメートル幅の製品販売を開始し、25年後半には1メートル幅の電池を市場に投入する。新工場は、このさらに大規模な量産体制を視野に入れて設計される。