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    チェーンストア販売統計、11月度は総販売額が前年割れも住関品が堅調
    チェーンストア販売統計の11月度速報(令和6年)によると、総販売額は1兆666億円と前年同月比94.5%で減少した。しかし、店舗調整後では前月比104.2%と回復傾向を示しており、業種ごとに明暗が分かれる結果となった。

    ・食料品部門が全体を下支え
    食料品部門は総販売額の68.4%を占める主力分野で、販売金額は7,293億円となったが、前年同月比94.0%と厳しい結果に。ただし、惣菜部門は前年同月比96.1%ながら、前月比では104.0%と健闘した。一方、水産品は前年同月比92.3%と低調で、家庭需要の鈍化が影響した可能性がある。

    ・住関品が好調、家具・インテリアが牽引
    住関品部門は前年同月比101.0%と好調を維持。特に家具・インテリア部門が前年同月比108.8%、前月比124.9%と大幅な伸びを記録した。冬の季節商材の需要が増加したことが背景にあるとみられる。

    ・衣料品は苦戦、婦人衣料に一部改善傾向
    衣料品部門は前年同月比92.7%と減少が続くものの、婦人衣料や紳士衣料は前月比116.7%、124.7%と季節性需要の影響を受けた回復の兆しが見られる。

    ・サービス・その他部門に課題
    サービス部門とその他部門は、前年同月比99.3%および78.9%と苦戦を強いられた。特にその他部門ではコスト削減の取り組みや消費者動向の変化に適応する必要性が高まっている。

株式情報更新 (4月8日)


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