日本半導体製造装置協会（SEAJ）が発表した2024年11月度の半導体製造装置販売額は、4057億円となり、前月比5.2％増、前年比では35.2％増となった。10月の確定値である3856億円からも大きく上昇し、好調な成長を示している。

販売額が大幅に伸びた要因として、世界的なデータセンター需要の増加やAI関連の半導体需要が挙げられる。また、国内外での設備投資が活発化しており、日本製装置の競争力が評価されていることも追い風となっている。

2024年6月から11月までの月次データを見ると、販売額は着実に増加傾向を示している。特に9月以降は月次で5％前後の増加率を維持しており、半導体市場の底堅さを反映している。