（4666）パーク２４の2024年10月期連結決算は、売上高が前期比12.4％増の3709億円、営業利益が同21.0％増の386億円と、過去最高を更新した。親会社株主に帰属する当期純利益は同6.2％増の186億円となった。

駐車場事業国内は、新規物件の開発が順調に進み、売上高は1823億円、営業利益は399億円と好調だった。海外事業は一部地域で想定を下回ったものの、全体としては堅調に推移し、売上高824億円、営業損失9億円と改善した。

モビリティ事業は、カーシェアリングやレンタカーサービスの需要拡大により、売上高1120億円、営業利益174億円と大幅な増益となった。

パーク２４は、「ネットワーク拡大の加速」と「サービス進化」を重点施策として掲げている。駐車場事業では、自社開発精算機「タイムズタワー」の設置や車番認証カメラを活用した次世代駐車場サービスの構築を推進。モビリティ事業では、車両・貸出拠点・会員数の拡大を加速させている。

2025年10月期の連結業績予想は、売上高4040億円、営業利益390億円、経常利益355億円、親会社株主に帰属する当期純利益215億円を見込んでいる。駐車場事業の総運営件数は30,900件、運営台数は143万3800台、モビリティ車両数は7万9000台まで拡大する計画だ。