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    注目銘柄 2024/12/10 13:24
    (1893) 五洋建設 洋上風力作業船に790億円の大型投資を決定
    五洋建設は、洋上風力発電建設に使用する作業船の設備投資として、大型基礎施工船(HLV)およびケーブル敷設船(CLV)の建造に総額790億円を投じることを決定した。

    日本国内では、港湾区域で進められている着床式洋上風力発電が一般的だが、2027年度以降には一般海域での本格的な建設工事が見込まれている。五洋建設は、海洋土木工事で培った技術力を活かし、国内外の洋上風力発電市場の拡大に貢献するため、大型作業船の導入を進めてきた。

    同社はこれまで、日本初のSEP船(風車据付船)「CP8001」(2018年)や「CP-16001」(2023年)を建造してきた実績がある。今回の投資では、15MW~20MW級風車の基礎施工に対応する世界最大級の5,000トン吊全旋回クレーンを搭載した大型基礎施工船(HLV)と、浮体式洋上風力や海底直流送電ケーブル敷設にも対応可能な最新鋭の大型ケーブル敷設船(CLV)を新たに建造する。

    大型基礎施工船(HLV)
     仕様: 5,000トン吊全旋回クレーン搭載、自航式大型起重機船
     建造費: 約1,200億円(うち五洋建設負担600億円)
     完成予定: 2028年3月
     特徴: バッテリー蓄電システムやメタノール対応など環境配慮型設計

    ケーブル敷設船(CLV)
     仕様: 電力ケーブルタンク容量5,000トン×2、自航式ケーブル敷設船
     建造費: 約310億円(うち五洋建設負担155億円)
     完成予定: 2028年2月
     特徴: 浮体式洋上風力や海底直流送電ケーブル敷設にも対応可能

    トレンチャーおよびワークROV
     調達先: 英国SMD社
     建造費: 約55億円(うち五洋建設負担35億円)

株式情報更新 (2月5日)


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