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2024/12/3 08:25
(4911) 資生堂 新中期経営戦略を発表 コスト削減と注力ブランド強化で収益性向上へ
資生堂が2026年までの2年間で実行する新たな中期経営戦略「アクションプラン2025-2026」を発表した。変化の激しい市場でも安定的な利益拡大を実現するレジリエントな事業構造の構築を目指す。
「ブランド力の基盤強化」「高収益構造の確立」「事業マネジメントの高度化」の3つを最優先課題として掲げている。
ブランド戦略では、売上高1000億円を超える「シセイドウ」「クレ・ド・ポー ボーテ」「ナーズ」を「コア3」に設定。さらに「アネッサ」など5ブランドを「ネクスト5」と位置付け、これら8ブランドに2025-2026年の累積で300億円規模のマーケティング投資を行う方針だ。
高収益構造の確立に向けては、グローバルで聖域なきコスト構造改革を実行する。2024年と2025年は日本と中国を中心に400億円超、2026年には米州や生産部門を含むグローバル本社を中心に250億円のコストカットを目指す。
一方で、苦戦が続く中国事業とトラベルリテール事業については、事業基盤の再構築を優先するとしている。ただし、具体的な戦略は乏しく、さらなる施策が求められる状況だ。
これらの取り組みにより、2026年12月期にはコア営業利益率を2024年の3.5%から7%に引き上げることを目標としている。ROICは0.4%から5%、ROEは1%から7%への改善を見込んでいる。
「ブランド力の基盤強化」「高収益構造の確立」「事業マネジメントの高度化」の3つを最優先課題として掲げている。
ブランド戦略では、売上高1000億円を超える「シセイドウ」「クレ・ド・ポー ボーテ」「ナーズ」を「コア3」に設定。さらに「アネッサ」など5ブランドを「ネクスト5」と位置付け、これら8ブランドに2025-2026年の累積で300億円規模のマーケティング投資を行う方針だ。
高収益構造の確立に向けては、グローバルで聖域なきコスト構造改革を実行する。2024年と2025年は日本と中国を中心に400億円超、2026年には米州や生産部門を含むグローバル本社を中心に250億円のコストカットを目指す。
一方で、苦戦が続く中国事業とトラベルリテール事業については、事業基盤の再構築を優先するとしている。ただし、具体的な戦略は乏しく、さらなる施策が求められる状況だ。
これらの取り組みにより、2026年12月期にはコア営業利益率を2024年の3.5%から7%に引き上げることを目標としている。ROICは0.4%から5%、ROEは1%から7%への改善を見込んでいる。