豊和工業の2025年3月期第2四半期（中間期）決算は、増収増益となった。

売上高は前年同期比7.4%増の107億13百万円、営業利益は284.3%増の6億38百万円だった。経常利益は190.7%増の7億50百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は159.2%増の5億47百万円となった。

セグメント別では、火器部門が防衛省向け装備品の売上増加により増収増益となった。工作機械関連は減収ながら採算性改善で黒字化し、特装車両も清掃車両の売上増で黒字となった。一方、建材部門は防音サッシなどの売上減少で赤字幅が拡大した。

財政状態については、総資産が前期末比26億97百万円増の329億86百万円となった。主な要因は仕掛品の増加12億45百万円や有形固定資産の増加11億61百万円だ。

通期の連結業績予想は据え置かれ、売上高241億円（前期比21.8%増）、営業利益7億60百万円（同95.6%増）、経常利益7億90百万円（同69.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益6億80百万円を見込んでいる。