伊藤忠商事は、機能性食品素材の開発・販売を手がけるファーマフーズへの出資を発表した。出資の内容は、ファーマフーズが保有する自己株式約87万2400株を取得するもので、、伊藤忠商事のファーマフーズに対する議決権所有割合は約3.02%となる見込みだ。ファーマフーズは今回の第三者割当による自己株式の処分で調達する約7億6000万円を、人件費や研究開発費に充てる。

両社は資本業務提携も締結し、ヘルスケア分野での協業を進めていく。具体的には、ファーマフーズが開発・製造した機能性素材や製品を、伊藤忠商事のネットワークを通じて国内外の市場へ販売していく。伊藤忠商事は、同社とつながりのあるコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店で、ファーマフーズのサプリメントなどを販売する計画だ。

この提携により、ファーマフーズの研究開発力と伊藤忠商事の販売力を組み合わせ、両社の業績および企業価値の向上を目指すとしている。