ブラックロックは、日本株の上昇にはまだ余力があり、堅調な企業業績とコーポレートガバナンス（企業統治）改革がさらに株価を押し上げると指摘した。日本株の「オーバーウェート」を一段階引き上げた。日本株を巡り、マイルドなインフレ、堅調な企業の利益拡大、株主に好ましい改革は全てプラス要因。日銀の政策修正は引き締めではなく、正常化だと捉えていると、強気見通しを示した。

日本経済は企業や家計が前向きに動き出しているとし、経済を取り巻く雰囲気が希望へと大きく転換しつつある、との見方を示した。新NISAは重要な役割を果たすとしており、家計の金融資産が投資に向かうことで、経済が活性化することへの期待を示した。円安が進んだため、ドル建てでは割高とはいえず、まだ上昇余地がある、としている。